勘違いしていた、色違いベトベター

知り合いには恥ずかしくて言えないこと、とりあえず何か吐き出したいことを書く。あとフィルムカメラも好きなのでちょくちょく載せたいです。

ミッドサマーについて

感傷中毒の患者、禁断症状映画館へ走る
andymori-すごい速さ

というわけでちょっと前に話題になってたミッドサマー観ました

一言でいうと嫌な映画です。みんな言ってるけど

演出的には、明るいのに不気味な感じだったり
トリップしてる時の花びらのウヨウヨとか冒頭のドライブシーンで「これから世界変わりますよ〜」みたいなグルグル映像だったりそういうはすごく良い意味で気持ち悪かった。

でも内容的には、悪い意味で気持ち悪い。
結局、ダニーはコミュニティを家族として生きていくのだろうけどそれは本当に幸せなの?
確かに彼氏は、人の論文ネタをパクったり、ラリりながら他の女とおセッセするクズであって殺されるには妥当だけれども、あれでダニーが救われるわけでもないでしょ。あのシーンでダニーが悲し泣きしてたら、まだいいけど嬉しい泣きしてるやん。
ダニーの成長物語だって言っている人もいるけれど、別に成長もしていないしなんなら逃げてる。
しかも、ダニーは今年の女王になったわけだけど
じゃあ去年の女王ってどこにいるんだろうね。
おそらく殺されるんだろうね。また儀式的に残虐に。
その時ダニーは、それを受け入れられるのかって話。
生贄のシーンで自分で立候補した信者がいたけれど
絶対意味ない痛み止め塗ってもらって燃やされてめちゃくちゃ嫌がってたじゃん。

結局ダニーは、今までいた生活だとドラックする時も周りに流されて同調圧力の中生きてきたわけで、結局
このコミュニティに入っても、信仰という同調圧力の世界にいるままっていう終わり方。

めちゃくちゃ偏見ですけど
あれ見て「あ〜スッキリした〜」とか「ハッピーエンド」だと言ってる人達ってカルトにすぐ騙されそう。

だって、セックス応援隊の目の前でセックスするんですよ。大真面目に。どう考えてもコメディシーン。
でもあれを宗教だから…とかそういう考えもある!って受け入れてしまうのはとても危険だろう。自分の残り湯と陰毛を飲ませるオウム真理教と同じ。

まぁ監督は、それを狙って作っているんだと思うけれどいい気持ちにはならないですよね。
胸糞映画っていろいろあると思うんですけど
有名なミストみたいに「あーあ、無駄に生き残っちゃた」みたいなバッドエンドなのは、いいんだけど
今回に関しては、完全なるバッドエンドをハッピーエンドのように描いてるのがとても嫌ですね。

まぁここまで言って貶してるわけではないです。
通常版でも120分越えの作品だけれども、退屈なくずっとソワソワしながら観れて普通に面白かったです。
でも好きじゃないです。
もはやコメディと思った方がいい

考察動画とか色々見てて
監督の前作、ヘレディタリーとの共通点が多くて
こっちの方が好きって人の意見をよく聞くので今度見てみたいと思います。

おやすみなさい。