カランコエの花
カランコエの花観ました。
LGBTを題材とした短編映画。
高校生の雰囲気がすごいリアルでよく再現されてる。
カランコエの花のシュシュをあの子にあげるのかなって思ったけれどそれすら叶わないって言うのが凄く残酷すぎた。
保健の先生は、ただレズの女の子の相談に乗ってあげるだけでよかったんだろうな
この映画みたいに過剰な善意は、本人にとっては逆効果っていうのはわかるけど実際に今まで仲が良かった人いきなりそうと知ると、何も気にしないっていうのは難しいよ。
正直、「ゲイ?そんなの普通だよ?何を気にする必要があるの?」って言うのが正解!って言われるけれど
ゲイでもレズでもバイでもないノーマルの人がLGBT本人達に向かって普通だよ!気にすんな!ってどの口が言えるんだろうって少し思ってしまうんだよね。それはマジョリティな意見であって本人達の気持ちはわからないし。その人によって、LGBTをどのように受け入れて欲しいのか、違うんじゃないのかなって無駄に考えてしまう。
テレビに出ているようなマツコデラックスとかTwitterでバズってるオカマみたいにLGBTの人たちが表に出てくる事によって、排他的な風潮より受け入れようって言う気持ちが増えてきている中途半端時期だからこそ、無駄な善意がある気がする。(トイレのマークだったり)
あと少し思ったのがクラスで最初にLGBTを探そうと悪ふざけしてた男の子ってたぶんレズの女の子が好きだったんかなぁ…って考えると自分の想いを寄せてる人が同性愛者だった時の気持ちとかどうなるんだろうって思った。
40分程度と短い映画だったけれど多くのことを考えさせる映画だった。